美濃戸口~行者小屋~赤岳主稜~文三郎尾根経由~行者小屋テント場
CL ぐっさん SL かずやん インディー たいちゃん ひでちょ ふくちゃん
赤岳主稜
7:00美濃戸山荘着 7:30出発 3日分の荷物を持ち、行者小屋テント場へ かなり重く30kg近くはあったと思う、福ちゃんも私と同じ位の重さだったと思う。
それが後になってかなりのダメージとなるのだが、出発した時は行けるだろうと思ってい た。
3時間以上かかり、行者小屋テント場へ、早速テントを張りいざ赤岳主稜へ 出発時間は12時近くになっていた。
天気はあまり芳しくない、福本さんは重すぎる荷物 のせいで、あえなくリタイヤ、明日の石尊稜へ鋭気を養う事に。
いざ出発、私としては初めての南八ヶ岳、それをいきなり赤岳主稜からやるなんて、そう いえば、剱のときもいきなりバリエーション(源次郎尾根)から登ったような・・・・ テン場を出発したらいきなりの急登、文三郎尾根を登る、テン場までの歩荷のせいで足が つりそう、他のメンバーは結構楽勝で登っているが、なんせ2ヵ月ぶりの登山で体はなま りっぱなし、メンバーに遅れながらも何とか取り付きへ、ザイルはぐっさんと私、ヒデチョとインディーさんとタイチャン。
2人と3人の組み合わせなのだが、これが明暗を分けた。結局 登り始めたのは13:30ぐらい、こんな時間だから、先に登っているパーティーなどいや しない、当たり前に待ち時間も無く順調に登る。まず登り始めは山口さんから、順調にザ イルを延ばし、登り始める、やはりつるべは早い!!
登る前に、様子を見て撤退するかどうか決めようと話あっていたのだが、何とかいけそう だ、しかし後続の3人はやはり時間がかかってしまった。結局3ピッチほど登ったところで、ヒデチョ、インディーさん、たいちゃんパーティーは撤退、私とぐっさんとで山頂を目指すことに、後続と別れ たあたりから、天候が悪化し始めた、雪こそ無いが風がつよい。 こうなるとビレイしているのが非常につらい、早く山頂に行きたいがために、行動食もあ まり食べずにどんどん登っていく、これが最後バテバテになる原因だったと思う。 5ピッチ目過ぎるころから、もう2人ともへろへろで、なんとか滑落だけはすまいと必死に なって歩いた。もう最後の2ピッチは景色など見る余裕もなく、早く下りたいそれだけし か考えなくなっていた。最終ピッチはコンテで登りやっとのこと山頂へ。 時間は16:30 最後はシャリバテでふらふら、持ってきた練乳チューブをまるで飢えた子 羊?の様にチューチューしゃぶり何とか下山のカロリーを摂取。疲れた時は固形物なんて ハラにはいりません!!練乳最高!!! 緊張も解け、下山へ何とか明るいうちにテント場へ着きたい思うが、ぎりぎりになりそう だ、風も少し収まりいい感じで下山していたのだが、途中から吹雪になり、私の眼鏡が氷 り、視界がきかない、あえなく眼鏡を外して下山、いつもならコンタクトレンズをするのだが今日にかぎってしてこなかった、これは失敗だった。何カ所かシリセードで下り、行者小屋テント場へ。たどり着いたら他のBチームCチームも到着していて、暖かく迎えてくれた。何とか薄暗い状態でテント場へたどり着けたのは幸いだった。非常につらい山行だったが、今までに無い達成感があった、決して楽しい登山では無かったが、私の中ではイチニを争うぐらい思い出に残る登山であった。
おまけアイスキャンディー
小同心クラックが見たいです。アップしてちょー